生物発光リルタイム測定法では、大量の個数の数値データが測定装置から随時出力される。測定解析ソフトウェアは、この大量の時系列データを測定と同時に処理する。ソフトウェアに必要とされる具体的な機能は以下の通りである。(1) 測定装置の動作を制御する制御機能、(2) 測定装置から出力される時系列データや解析結果のデータベース機能、(3) 測定データをリアルタイムに視覚化するグラフ表示機能、(4) 時系列データを多彩に解析する解析機能、(5) 測定データや解析結果を集計したり統計的に処理する集計および統計機能、(6) 測定データや解析結果に基づいて試料やデータを検索する検索機能、(7) データの入出力や印刷を行うデータ入出力機能。また、測定装置に搭載している検出器が高感度CCDならば、画像解析機能が必要である。これらの機能は、既存の複数のソフトウェアを組み合わせれば、ある程度は実現できるものもある。しかし、実験者が煩雑な手作業を行う必要があるため、多大な労力と時間を要する。また、測定と同時進行でデータを処理することができない。我々は、測定期間中に一連の作業を自動処理する測定解析ソフトウェアを測定装置と一緒に開発してきた。

 現在、科学技術振興機構 産学イノベーション加速事業【先端計測分析技術・機器開発】「ソフトウェア開発プログラム」の開発課題(H21年度)として、新たなソフトウェアの開発を進めている。下図は開発中のソフトウェアの一部である。