生物発光リアルタイム測定・解析プログラムRAP

既存の生物発光測定法では、測定データの視覚化と解析は測定終了後に複数のプログラムを組み合わせることで行われていました。これでは「生物発光リアルタイム測定」とは言えず、単なる生物発光レポーター法になってしまいます。我々は、遺伝子発現を生物発光として真にリアルタイム測定するために、「生物発光リアルタイム測定・解析プログラムRAP」を開発しました。このプログラムでは、生物発光測定装置が測定した大量の発光測定データ(大量の数値データ)をリアルタイムに取り込んでデータベース化して視覚化し、様々なアルゴリズムでリズム解析を行うことが可能です。また、解析結果を統計処理してデータベースに追記したり、データベースを検索して目的の発光パターンを示す個体を特定したりすることができます。これら全ての結果は、独自形式のファイルやExcelファイルとして出力したり、プリントアウトすることができます。さらに、生物発光測定データ以外の時系列データ(例えば、ノザン解析やウェスタン解析)も解析することができます。一連の作業は、全てグラフィカルユーザーインターフェース上で簡単に実行することができます。「RAP」を活用することでリズム変異体などの突然変異体スクリーニングの効率化や生物発光リズム測定精度の向上が実現できました。「RAP」をDNAアレイの時系列データ解析に最適化したプログラム「RAP Array」も開発しました。「RAP」は学術目的の使用に限り無償配布しています。なお、「RAP」は特許取得済みです(特許第3787631号)。