巡回型試料交換機付発光測定装置の模式図(A)と概観(B)

多数の生物試料を均一な条件で培養しつつ自動連続測定装置することができます。特に培養に光を必要とする植物系細胞においては、均一な光照射下で培養が可能です。この装置においては、培養台が試料搬送部を兼ねており、また、8チャンネルの光電子増倍管を発光デバイスとする発光測定部も同じ筐体に収められているので、「平板型試料交換機付発光測定装置」と比較して軽量(50kg程度)かつ小型です。96穴マイクロプレートを最大で10枚設置できるので、一度の実験で960個の生物試料の生物発光を全自動測定することができます。96穴マイクロプレートを設置する培養台が試料搬送部を兼ねており、「ベルトコンベア」と「プレート押し出し棒」によってマイクロプレートを回転寿司の様に巡回搬送します。巡回搬送経路の途中に発光測定部が設置されています。この装置では、マイクロプレートの位置が常に入れ替わるので、10枚のプレートは完全均一な培養条件下(特に光条件)に置かれます。また、この装置では、熱に弱い制御部・パソコン部を本体と物理的に分離して通信ケーブルで接続しています。これによって、装置本体を55℃までの高温条件に設置して好熱性生物種のような高温条件で培養が必要な場合も生物発光も安定に測定することができます。なお、本装置は特許出願中です(特願2003-384577)。